日比谷公園
photo by @monkey.06
おしゃれで少し気の強いアヤコ |
日比谷公園は都会のオアシス!おしゃれなカフェもあって、インスタ映え間違いなしよ。 |
マイペースで好奇心旺盛なタカオ |
日比谷公園は自然がいっぱいで、散歩やピクニックに最適。歴史的な建物も見どころだね。 |
冷静沈着な猫のニャンタ |
日比谷公園は1903年開園。面積は約16ヘクタールで、四季折々の植物が楽しめる。 |
【スポット】日比谷公園
【ふりがな】ひびやこうえん
【 住所 】東京都千代田区日比谷公園1
【アクセス】東京メトロ日比谷線・千代田線 日比谷駅 徒歩約2分
【最寄り駅】日比谷駅
【営業時間】24時間開放
【 料金 】無料
【クーポン】特定のイベントや施設利用時に割引クーポンが発行される場合があります
ビジネス街の緑のオアシス、日比谷公園に行ってみよう
1903年(明治36年)6月1日、日本で初めての洋風公園として開園した日比谷公園(03-3501-6428)は、東京都千代田区日比谷に位置し、約162㎡に及ぶ面積を持つ、官公庁や皇居付近のオフィス街の緑のオアシス的公園です。所管は東京都建設局で、都立の公園です。年中無休、24時間、無料で入れる公園です。
日比谷公園の歴史
この公園は、幕末までは、松平肥前守などの屋敷の土地でした。明治時代に陸軍練兵場となった後、19世紀当時、都市公園の先進国であったドイツの公園を見本として、15年の歳月を掛けて公園として作られました。
開園時の日本は、日本庭園式の公園が主流だったため、園内に、遊歩道や芝生のあるこの日比谷公園は、近代的な公園として当時たいへん話題となりました。
また日比谷公園のほぼ中央を通る遊歩道は、現在、日比谷と霞が関を繋いでいます。立地から、子どもの姿が極端に少ないことも、この公園の大きな特徴として挙げられます。
日比谷公園へのアクセス
日比谷交差点角から広がるこの日比谷公園へのアクセスには以下の方法があります。東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」駅、東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅下車(A10・A14)出口すぐ。またJRの「有楽町」駅からも、8分かかりますが、歩いて行くことができます。
最近では、健康ブームに乗り、東京駅から徒歩で訪れるコースを楽しむ人も増加していて、東京駅からは徒歩9分ほどで到着します。また、公園地下には、二輪車を含めると470台を収容する大型の公共有料駐車場があり、無料洗車場も完備されています。バスでのアクセスは、公園ホームページでは「不可」とされ、薦められていません。
日比谷公園のイベント
日比谷公園はこのように好立地であることから、春から秋に掛けては毎週のように、週末のイベントが開催されています。特に、ベルギービールなどの外国のドリンクをPRするイベントや、音楽コンサート、フィリピンやアフリカなどの各国の文化を紹介するためのイベント、ガーデンコンテストが毎年盛り上がりを見せるガーデニングショーなど、様々催されます。真夏に開催される大輪朝顔展示会や盆踊りのような、日本の季節の花や伝統をテーマとしたイベントは外国人観光客にも大人気です。
ほとんどが無料で入場できるイベントばかりですので、足を運んでみてはいかがでしょうか。プラタナスをはじめとした豊かに生い茂った木々を眺めながら、公園が刻んできた年月を感じるだけでも、満たされた気持ちになります。
日比谷公園の見どころ
この公園は、園内にいくつか見どころがあり、中でも第一花壇の北側にある、くるんとした可愛らしい目を持つペリカン噴水は人気です。園内にあるいくつかの噴水の中でも、両側にこのペリカンを配した噴水は観る人の足を止める癒しのスポットになっています。確かに、芝生を背景としたこの二羽のペリカンのくちばしからほとばしる水滴はインスタ映えも間違いありません。
平日の昼間の昼食時にはサラリーマン、サラリーウーマンたちで溢れ、あちらこちらがドラマのワンシーンになりそうです。お勤め先のお昼の時間には、花壇に咲き乱れる小花の脇でビジネスマンがお弁当を頬張る姿が多く見られ、そんなときには園内のベンチの多さにあらためて気づかされます。また、スマートフォンを片手に仕事の話をするスーツや会社の制服姿の人々は、ペリカンと並んで、この公園のトレードマークと言えそうです。
日比谷公園でのランチ・レストラン
公園内外には霞が関のオフィス群が立ち並ぶ周囲の環境にふさわしく、ランチやディナーにふさわしいレストランが充実しています。由緒のある存在としては、公園内にある「松本楼」が、公園と同じ年の明治36年生まれで、創業100年を超える老舗洋食レストランです。
日比谷公園の木々の美しさを感じさせてくれるテラス席で頂く「ハイカラカレー」は、創業以来変わらぬ味として、今も健在な人気で、彩りの豊かなサラダとのセットメニューがおすすめです。この松本楼は、作詞家・翻訳家であった故岩谷時子さんが愛した洋食屋さんとしても有名です。
同じく公園内の霞門近くには、結婚式も行われる「日比谷パレス」があり、こちらもオープンは公園と同じ年。洋館の佇まいが素敵です。誰もが利用できる一軒家レストランは、フレンチのヘルシーサラダに定評があり、有名です。2016年からは、紅茶が好評なアフタヌーンティーも味わえるよう、リニューアルがされました。
定休日はありませんが、土日はパーティーのため、貸し切りになっている場合もあるのでご注意くださいね。
日比谷公園付近の帝国ホテル
また、公園の向かい側には帝国ホテルがあります。ホテルオークラ東京、ホテルニューオータニと並び、「ホテル御三家」とも称されることのある日本を代表する一流ホテルです。お食事、お茶の場所として、どなたとご一緒するのにも、このホテルでとなれば失礼がないでしょう。
映画に登場しそうな立派なその外観は格式に満ち、ハイヤーが次々と止まる正面玄関の雰囲気には、つい萎縮してしまいそうになりますが、一度は味わってみたいのが、この、”帝国ホテルのシェフの味”ではないでしょうか。
日比谷公園付近のお店・施設
続いて、公園の付近の人気のお店を見てみましょう。日比谷駅下車1分の、A14出口すぐの場所にある、「日比谷花壇日比谷公園店」です。大きな窓ガラスを使ったアーティスティックな外観はひときわ目を惹きます。
男性であれば、生涯に一度、日比谷花壇の薔薇を贈りたいと感じるお相手に出会えることは幸せと呼べるのではないでしょうか。偶然この場所を通り掛かったほぼすべての大人の女性が、日比谷花壇日比谷公園店を思わず振り返ってしまうような、お洒落な店構えをしているのです。
さて、花束が似合う場所と言えば、日比谷公園から徒歩1分の距離には、日比谷通りを挟んだ皇居のお濠の向かいに、帝国劇場があります。東京の中でも特に知られた歴史のある劇場で、ヨーロッパから入った新劇のための舞台として1911年に建てられ、1966年に建て替えられました。”帝劇”の愛称で呼ばれ、観劇ファンでは、その名を知らない者はないと言われるほどの由緒のある劇場です。
もう一つ劇場をご紹介すると、帝国ホテルと帝国劇場の間にあるのがシアタークリエであり、帝国劇場ほどの集客数はないながらも、2007年に開館された人気の劇場です。旬のスターが主役を務めるミュージカルなどの数多くの舞台を観劇でき、開場直前に、このシアターの周りをお客さんたちがぐるりと壁づたいに並ぶ姿も、日比谷の風景として、今ではすっかりお馴染みになりました。
さて、公園内の文化・教養施設として、園内の南側に、学生から社会時まで広く利用者を持つ、千代田区立の日比谷図書文化館があります。休館日は毎月第三月曜日、年末年始と特別整理期間のみです。平日は午後10時まで開館しているのが、お勤め帰りの利用者にとっては、ありがたいです。
2011年11月4日に開館したこの図書館は、知的な学生たちの間ではデートスポットとしても人気です。利用者の多さにも関わらず、館内の階段部でも保たれているその静寂さからは、東京都の中心部に位置する公共図書館らしい風格を感じさせます。日本の中枢地区で活躍することになる若者が、今日もこの日比谷図書館で勉学に勤しんでいるはず!?
日比谷公園をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか。変化の速い都心部に位置しながらも、周囲の喧騒にただ紛れるにではなく、丁寧に時を刻んできた風情が、この公園にはあります。
東京オフィス街のオアシス日比谷公園に、あなたもぜひ、一度、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。季節の美しい花々が、木々が、緑が、きっと優しくあなたに語り掛けてくれることでしょう。
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