2017年の「SNS映え」総まとめ!SNS映えスポットランキング!
ICT総研のデータによれば、2017年末のSNS利用者は約7,216万人(利用率で約72%)、2019年末には7,732万人(利用率で約77%)まで拡大すると予想されています。
そのような中、SNS上でどう思われるか、どういう人と見られるかが、リアルな人間関係と同様に重要になってきています。見方を変えれば、リアルな対人コミュニケーションの中で行ってきた自分のブランディングを、SNS上でも行う必要が出てきたとも言えます。そのため、自分のブランディングのために従来では考える必要のなかったSNSにアップする写真やコメントの内容などにも気を使う必要が出てきているのが現状です。
一昔前であれば、SNS上でのブランディングに疲れて(SNS疲れ)、SNS自体を止めるという選択肢が取れました。しかし、SNSがこれほど実社会に浸透していると、会社によっては連絡をSNSで行っていたり、友達の間での連絡がSNS経由になっていたりと、そう簡単にSNSを止めることもできないのではないでしょうか。
このように、SNS上でのブランディングに気を遣うことが避けにくい状態となってきているのが現状で、且つこのトレンドは今後も継続すると予想されています。このような中、SNS上での自分のブランディングを高めるため、「SNS映え」するSNS投稿をすることが一つ悩みの種になっている方も多いのではないかと思います。
SNS投稿を分析してみると、投稿される写真の多くが、休みの日にどこかに行ったという報告や、こんなものを食べましたという報告となっています。どこかに出かけるにしても、どこかで外食するにしても、写真を撮ってFacebookやInstagramなどのSNSに投稿するという行動が浸透しているためと考えられます。
SNAPLACEがSNS投稿を分析してみると、SNS映えの要素は大きく分けてフォトジェニック(Cool!)と笑い・ネタ(Haha!)に分かれることが判明しました。そこでSNAPLACEでは2017年のSNS投稿を分析し、おしゃれや可愛いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Cool!」、ネタとして面白いなどの感情によってSNSで反響の高いスポットを「Haha!」と区分けし、それぞれについてSNS映えスポットランキングTOP10を抽出しました。なお、「Cool!」と「Haha!」のSNS映え投稿の特徴を定性的に表現すると以下の通りとなります。
フォトジェニック(Cool!)投稿の特徴
①カラフル:フィード上でも目立ちやすい(彩度が高い)。植物園。ウォールアート。レインボーケーキ等
②雑誌風:雑誌に掲載されているアングルでの人物・小物写真等
③非日常:リゾート地。海外旅行風。絵葉書のような絶景等
笑い・ネタ(Haha!)投稿の特徴
①意外性/ミスマッチ/違和感:あり得ないものの組み合わせ。スイーツラーメン。普通の神社の鳥居が金色等
②規格外:デカ盛り。夥しい数のトイレットペーパーがあるトイレ。火柱を上げるラーメン等
③ストーリー:叫び声をあげる店員がいる店。いきなり、占いを始める店主がいる店等
SNS映えする、いいね! がたくさん付く投稿をしたいけれど何を投稿してよいか悩んでいる方や、SNS映えには興味がないけれど、単におしゃれなスポットや面白い、ネタになるスポットを知りたい方にも是非ご覧いただきたいランキングとなっています。
フォトジェニックの「Cool!」ランキングTOP10
第1位 八坂庚申堂(京都府京都市)
カラフルなお手玉のような丸い布袋が沢山ぶら下がっていることで有名なお寺です。このお手玉上の布袋は、「くくり猿」と言い手足をくくられて動けなくなった猿の姿のお守りとなっています。これは、欲望のままに動くことを防止するといわれ、その欲を我慢することにより願い事が一つ叶うと言われています。くくり猿は色のバリエーションも豊富で、沢山吊るされた状態はカラフルでとてもフォトジェニックとインスタを中心に話題になりました。
第2位 江川海岸(千葉県木更津市)
2016年も2位でしたが2017年も引き続き2位となりました。一生に一度は見たい世界の絶景として有名な、ボリビアの「ウユニ湖」に似た景色が日本で見られるスポットです。水面に影が映り込む幻想的な風景がフォトジェニックと話題沸騰でした。
第3位 三光稲荷神社(愛知県犬山市)
赤い鳥居が目印の神社です。特に、可愛いピンクのハート絵馬に願い事を書くのが女性を中心に人気沸騰しました。さらに、ハートの絵馬がたくさんつりさげられている前が絶好のフォトスポットで、その写真をインスタにアップするのが流行りました。
第4位 フルーツバス停(長崎県国道207号線沿い)
1990年に開催された「長崎旅博覧会」で長崎県の玄関口として県内に訪れる人たちをなごませるために作られたフルーツの形をしたバス停です。国道207号線沿いを中心に、イチゴ、トマト、メロン、スイカ、オレンジの5種類が16ヶ所並んでいます。インスタで話題になったことから市では一般会計予算に塗装費1,400万円を計上し、9月下旬より塗りなおし(お色直し)も行われました。
第5位 高輪プリンセスガルテン(東京都港区)
昨年3位の高輪プリンセスガルテンが今年もランクインしました。手軽に海外旅行気分が味わえる場所としてSNSで話題になったスポットです。ドイツ・ローテンブルグの街並みを再現した施設ということもあり、日本にいるとは思えない写真を撮ることが出来ます。
第6位 ユーシン渓谷(神奈川県足柄上郡)
「ユーシンブルー」と名付けられたエメラルドグリーンの美しい水が幻想的な渓谷です。たどり着くまでは大変ですが、そこで目の前に広がる光景の美しさがSNSで話題になりました。なお、昨年1位でしたが、今年の秋は玄倉ダムで行われた工事に伴い、吐水ゲートを開放するため、ユーシンブルーが見ることができず順位を落としました。
第7位 アテネ・フランセ(東京都千代田区)
フランス語・英語の語学学校ですが、建物にはピンクの壁にアルファベットが描かれ、とてもキュート!いつも撮る何気ない写真もここで撮るとスタイリッシュになります。この壁を背景にインスタ投稿写真をとるのが若い女性たちの間で流行りました。
第8位 ドゥリムトン村(京都府亀岡市)
昨年と同様8位にランクイン。レストランや宿泊施設が集まったイギリスの村を再現した村です。京都にいながらイギリスにいるような写真が撮れ、そのおしゃれな写真がSNSで話題になりました。
第9位 日原鍾乳洞(東京都西多摩郡)
昨年4位にランクイン。都内近郊から行きやすい鍾乳洞で有名なこちらですが、SNS上ではカラフルなライトアップを施された様子に注目が集まっていました。その独特な様から、「まるでRPGの世界のようだ」という声も上がっています。
第10位 猿島(神奈川県横須賀市)
昨年5位にランクイン。軍事要塞の跡地で、砲台跡や長い赤レンガのトンネルなどがある島です。古びた地に緑が生い茂る姿が幻想的でリアル「ラピュタ」と呼ばれ、話題になっています。
笑い・ネタの「Haha!」ランキングTOP10
第1位 ノースサファリサッポロ(北海道札幌市)
他の動物園と異なり、野生に近い状態の動物たちと触れ合える動物園。園内に入る前の入口に掲げられている「怪我や物損は保証できません。全て自己責任です。」という言葉が、Twitter上でもより反応が出やすくなりました。
第2位 桃太郎神社(愛知県犬山市)
昨年も2位にランクイン。桃太郎発祥の地(自称)として作られた神社ということもあり、境内には桃型鳥居や桃太郎にちなんだコンクリート像が設置されています。その独特な表情やポーズがシュールだという声が多数でした。
第3位 めん馬鹿一代(京都府京都市)
昨年も3位にランクイン。まるで火事が起きたのかと思うほど、激しい火柱を立ち上げたラーメンの様子がインパクト抜群でSNSで反響の高いお店です。パフォーマンス的要素も強いため、動画投稿をする人も多くなっています。
第4位 プラムの国(群馬県利根郡)
標高500メートル、1万平方メートルの起伏に富んだ敷地の中にあるプラム農園兼パラダイス的エンターテイメント施設。その中でも注目なのが「恐怖の洞窟」というお化け屋敷!地下5mに掘られたこの洞窟では、あり得ないほど不気味で心臓に悪い仕掛けたっぷりなお化け屋敷となっています。どれも手作り感たっぷりで、それが怖さやシュールさに拍車をかけ、SNSで反響を呼びました。
第5位 電脳九龍城砦(神奈川県川崎市)
まるで香港にある廃墟・九龍城のような佇まいをしたゲームセンタービルで、外国の方含めてSNSで話題になりました。細部まで凝られた仕様は本格的で、店内をバックにコスプレイベントで使用されるほどです。また、店内にあるトイレは面白すぎるビジュアルだとSNS上でも話題になりました。非日常的な空間とゲームという最高な組み合わせで休日を満喫してみてはいかがでしょうか。
第6位 ふれあい下水道館(東京都小平市)
昨年同様6位にランクイン。本物の下水道管の中に入れる博物館で、強烈なにおいを感じることのできるこのスポットです。スパイ映画などで下水道を通って進むシーンに憧れている人など、SNS上で男性に特に反響の高かったスポットです。
第7位 御金神社(京都府京都市)
昨年は9位にランクイン。お金に関する願い事(資産運用・投資・ギャンブル等)について御利益があるとされている神社。他の神社とは異なり、鳥居の色が金色だったり、絵馬がイチョウの形だったりする姿が珍しいということで投稿写真に反応される方が多くなっています。
第8位 まんだら遊苑(富山県中新川郡)
公営地獄のテーマパークと呼ばれる珍スポット。立山博物館に付属する施設で、立山まんだらの世界を五感で感じられます。中々アーティスティックな施設で、苑内は地獄、天国、陽の道の3ブロック構成です。普段あまり使わない嗅覚も駆使して、あの世を体感できます。昼間でも暗く、地獄をテーマにした怖さからSNS上で話題を誘いました。
第9位 磐船神社(大阪府交野市)
昨年は7位にランクイン。「岩窟めぐり」という巨大な石と石の間の隙間をぬって登りながらお参りをする神社で、その変わった参拝スタイルや岩登りの険しさがウケていました。
第10位 辻川山公園(兵庫県神崎郡)
昨年は4位にランクイン。民俗学者・柳田國男氏が生まれ育ったことにちなみ出来た公園ですが、最近では「子供が泣き叫ぶ程怖い公園」として注目されています。その中でも、リアル過ぎる河童の姿を映した動画は特に反響が高いです。
SNAPLACEでは上記でご紹介したランキングのほかにも、Cool!やHaha!なスポットを大量に抽出し、マップとして提供しています。SNSのユーザ投稿データを分析した結果をもとに作成したマップで、ユーザが実際に現地に行って楽しんだ体験がたくさん詰まっていますので、見ているだけでも楽しいマップになっていますので、ぜひご覧ください。
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