増上寺
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おしゃれで少し気の強いアヤコ |
増上寺はインスタ映えスポット!特に桜の季節は絶対行くべき。歴史も感じられて最高よ。 |
マイペースで好奇心旺盛なタカオ |
増上寺は徳川家の菩提寺で、歴史好きにはたまらない場所。東京タワーも近くて観光にぴったり。 |
冷静沈着な猫のニャンタ |
増上寺は1393年創建の浄土宗の寺院。徳川将軍家の墓所があり、文化財も多く保存されています。 |
【スポット】増上寺
【ふりがな】ぞうじょうじ
【 住所 】東京都港区芝公園4−7−35
【アクセス】都営地下鉄三田線 御成門駅 徒歩3分
【最寄り駅】御成門駅
【営業時間】9:00〜17:00
【 料金 】無料(特別拝観は有料)
【クーポン】なし
増上寺
が含まれる観光マップ
増上寺参拝で勝運アップ
東京タワーのすぐ真横にあるパワースポット「増上寺」は、周辺を高層ビルに囲まれています。
増上寺の歴史は古く、室町時代までさかのぼります。また、徳川家の菩提寺としても知られています。
徳川将軍が眠る増上寺の歴史やみどころをご紹介したいと思います。
増上寺の歴史
歴史増上寺は明徳4年(1393)に、江戸貝塚(千代田区紀尾井町)に浄土宗の七大本山の一つとして創建された「正統根本念仏道場」が始まりと言われています。
江戸時代に、徳川家康公からの信仰を受けたことをきっかけに、徳川将軍家の菩提寺として高い格式を誇っていました。
徳川家康公が1598年、江戸入りし江戸城が拡張されると、増上寺は現在の港区芝に移転、完成したのは慶長16年(1611)とのことです。
かつては、南廟と北廟があり、その美しさは日光東照宮をしのぐとさえ言われたそうです。
明治時代になると廃仏毀釈、大火による本堂の焼失があり、その後昭和の戦火で一部を残して焼失しました。
戦後の復興に伴って、昭和46年(1971)から本格的な復旧が始まり、今に至っています。
現在も宗教、文化活動の拠点として親しまれています。
増上寺の基本情報
拝観時間などの施設情報拝観時間は基本的に自由ですが、社務所は午前9時から午後5時までのため、朱印を希望の方は時間に気をつけたほうがよいです。
増上寺の拝観料金は無料です。有料施設の「増上寺宝物展示室」の入館料は、宝物展示室入場料が700円(税込)、德川家墓所入場料が500円(税込)です。
なお、お得な徳川将軍家墓所・宝物展示室拝観共通券1000円もあります。
開館時間は午前10時~午後4時〈最終入場午後3時45分〉、毎週火曜日が休館日ですが、火曜日が祝日の場合は開館しています。
初めての方は時間に余裕を持って、どちらも見学することをおすすめします。
増上寺への交通アクセス
JR線・東京モノレール浜松町駅から徒歩10分
都営地下鉄三田線御成門駅から徒歩3分
芝公園から徒歩3分
都営地下鉄浅草線・大江戸線大門駅から徒歩5分
都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅から徒歩7分
東京メトロ日比谷線神谷町駅から徒歩10分
観光客でも分かりやすいのはJR浜松町駅ですね。まず、東京寄りの「北口」から出ます。改札出たら「左」へ表通りに沿ってひたすら歩きます。
100m程歩くと広い通り(第一京浜)を越え、さらに直進すると大きな門(大門)が見えてきます。大門をくぐってさらに直進していけば増上寺に到着します。案内板もありますし、まっすくなので目標が確認できて迷うことはありません。
増上寺人気スポット
1.三解脱門
「この門をくぐると、人間がもつ三つの煩悩・むさぼり、いかり、おろかさから逃れられる」と伝えられていることから、三解脱門と名づけられたそうです。
この門は、東京大空襲などの度重なる戦火を逃れた門で、東日本最大級を誇っています。
元和8年(1622年)に、徳川幕府の助成により建立されました。
増上寺が江戸の初期に大造営された当時の面影を残す唯一の建造物で、国の重要文化財に指定されています。
江戸を今に伝える貴重な存在として、大切に保管されています。
2.大殿
昭和49年(1974年)、浄土宗大本山の念仏の根本道場として、戦災に遭い焼失した本堂が再建されました。
石段を登った2階に本堂、3階に道場、1階に檀信徒控室です。また、地下に増上寺宝物展示室があります。
平成17年4月に家康公没後400年を記念して開設されました。
展示の中心となるのは、英国ロイヤル・コレクション所蔵の「台徳院殿霊廟模型」です。台徳院殿霊廟は2代将軍徳川秀忠公の霊廟建築で増上寺に造営されました。
江戸時代初期を代表するの豪華な彫刻で飾られ東京を代表する観光地でしたが、一部の建物を除き、戦災で焼失してしまいました。
「台徳院殿霊廟模型」は1910年にロンドンで開催された日英博覧会のために東京市(当時)が発注したものです。
今回、100年ぶりに里帰りしたことになり、長期公開されるそうです。
3.芝の大門
増上寺の東側区道に立つ大門は、慶長10年(1605年)に徳川家康公が寺を大改修した時に、江戸城の大手門を移築して建てられました。
明治維新後に、幕府の庇護を失った寺は困窮して当時の東京府(東京都の前身)に寄付したのです。
その後は長く芝公園の一部として東京都が管理してきました。2016年春、所有権が東京都から増上寺に138年ぶりに返還されました。
増上寺では耐震補強と外観の化粧直しを施し、今年4月の法要でお披露目する予定です。
4.鐘楼堂
増上寺の鐘楼堂は東日本で最大の梵鐘です。寛永10年(1633年)に建立されましたが、現在の鐘楼堂自体は戦後に再建されたものです。
鐘楼堂に収められている大梵鐘は、延宝元年(1673年)7回の鋳造を経て完成したものです。
重さは実に4000貫(約15t)もあります。大晦日の除夜の鐘は、通常108打のうち、107打を年内に、108打目は新年につきます。
増上寺では1打目を12時ぴったりに大僧正がつき、2打目以降を参拝者がつくそうです。
一般の人が除夜の鐘をつく場合は一人2000円のチケット制とのこと。近年は人気で頒布してから定員に達するまでが短くなっているそうです。
増上寺の大きな鐘つくため、撞木(しゅもく)というつく棒も大きいのです。除夜の鐘をつときは、これにひもを6本つけて一般の人4人、後ろに増上寺の僧侶が2人でつくそうです。
5.徳川将軍家霊廟
徳川将軍家霊廟は戦前、増上寺山内の南北に広がっていました。2度にわたる空襲によって被災し、多くの建造物は焼失し、以前の姿を見ることはできません。
現在は安国殿裏手に位置し、6代家宣公宝塔前にあった「中門」が現在の墓所の門と当時の姿の一部を見ることができます。
「徳川将軍家霊廟」には、2代将軍秀忠公をはじめ、6代家宣公、7代家継公、9代家重公、12代家慶公、14代家茂公の6人の将軍が埋葬されています。
そのほか、お江の方、皇女和宮さまら5人の正室、3代家光公側室桂昌院(5代将軍綱吉実母)をはじめ5人の側室、及び家光公第三子甲府宰相綱重ほか歴代将軍の子女多数も埋葬されています。
パワースポットと言われる所以
増上寺は東京でも有数のパワースポットのひとつと言われています。
家康公とブレーンの天海僧正が江戸に風水のパワーを施したことで、徳川幕府が265年もの長期間続いたと言われています。
特に、重要地である江戸城の北東の鬼門に上野の寛永寺(ここも徳川家の菩提寺)、南西の裏鬼門に芝の増上寺を配置しました。
これで江戸城の気の守りを固めたことということです。門をくぐることにより人の煩悩から解脱できるエネルギーを与えてくれる三解脱門。2階に安置されている釈迦三尊像と十六羅漢像が、パワーを与え見守ってくれる源になっています。
また、家康公の法名「安国院」が由来となって名付けられた安国殿。家康公が出陣の際に持ち出し、必勝祈願をしたとされる「秘仏黒本尊(阿弥陀如来)」が祀られています。
そのため、増上寺は「勝運」のパワースポットとしても有名なのです。
「秘仏黒本尊」秘仏のため、御開帳は祈願会、正月・5月・9月の15日だけとのこと。「勝運」アップのために一度は法要を体験したいものですね。
なお、祈願会のお札は、小札5000円、大札1万円、特札2万円です。お守りなど堂内ではお守りやお札の販売はもちろん、授与所にもなっていて御朱印やご祈願の受付も行っています。
増上寺の御朱印はシンプルで貫禄のあるデザインが素敵で人気があります。見るからに強そうな真っ黒なお守りは、黒本尊」の「黒」からきているのだとか。「勝運」のご利益がありそうです。
「今年は勝負の年」とか、「宝くじや馬券を当てたい」という方にはぜひ手にいれてほしいですね。こちらのお守りは500円で購入できます。
増上寺の周辺には、浜離宮恩賜庭園、芝公園、世界貿易センタービルなどの人気観光スポットも集まっています。
桜の季節になれば、多くの人が訪れます。東京と江戸を一度に堪能できる増上寺へ花見がてら散策したいものですね。
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